トーマス卿、海へ行く
2005年 12月 14日
ニャット達3人を見送って、トーマス卿は何やら図面を引いてます。
今度は自分が訪ねようと、耐水スーツを設計中。
もちろん、形はお魚に似せて。胸ヒレをレバーで引っ張り、前進・後退。
足には足ヒレ、ジャバジャバと水を漕げるようにして。
寝る間も惜しんで、設計図にかかりきり。
おやおや。コンナ時間に夜族が起きてるなんてと、お日様が天頂で呆れてますよ?
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ザクザクと、小気味良く乾いた落ち葉を踏んで。今日は素材を集めに巡りの森へ。
春・夏・秋・冬。一年の季節が、グルグル小路を移動中。
ココに来れば小路のどこかに目指す季節があるのです。
耐水スーツに必要な絹の布を見つけようと、ケンプ蟲を探します。
めざすケンプは桑の木の葉に。
「こんにちは、ケンプ蟲さん。耐水スーツに必要な、絹の布を分けては貰えませんか?」
トーマス卿が恭しく訪ねます。
トーマス卿の計画に、興味を引かれたケンプ蟲は、特製の布を織るとお約束。
ですが、そのためには栄養豊かな葉っぱが大量に必要なのです。
「この木の根元に腐葉土を、沢山沢山頂けまいか?」
ケンプ蟲の条件を、トーマス卿は快く引き受けて。
ぐるぐる小路、秋の森へ進む
by yoiyaminohara
| 2005-12-14 18:04
| トーマス卿/研究日誌