ぐるぐる小路、秋の森
2005年 12月 17日
グルグル小路を秋まで進み、日差しの差し込む小道から、森の中に少し入れば。
ふっくらと足首まで沈み込むほどの、栄養豊かな落ち葉の褥。
秋の恵みの賜物が、所狭しと敷き詰められておりました。
ザクザクと表面を掻き分ければ、
ちょうどいい頃合に馴染んだ腐葉土が土に還るのを待ってます。
一抱え、二抱え。山盛りに枯葉を抱えて運び。
ケンプ蟲のすむ桑の木の根元に、たっぷりたっぷり埋めました。
「3日後に来るといい。最高の絹を織っておくから。」
満面の笑みでケンプ蟲が請け負います。
その笑顔に力付けられて、トーマス卿は他の素材を探しに行きました。
銀糸蜘蛛は夏へ旅するへ進む
by yoiyaminohara
| 2005-12-17 01:02
| トーマス卿/研究日誌